ごきげん！rue

はぁ。。。家事・育児頑張りすぎて、かあさん息切れ・・・
って時ありますね。

rueがそんな時、ホッとした本の紹介！




　　　　　　　「しりたがりやのこぶたくん」　　　　　　　
　　　　　　　作：ジーン・バン・ルーワル
　　　　　　　絵：アーノルド・ローベル
　　　　　　　訳：三木　卓
　　　　　　　童話館出版

短いお話が5つ詰まっています。
その中のとっておきが「ひとりでいたいの」

かあさんぶたがお洗濯、お掃除と家事をしていると・・・

こぶたくんと、妹ぶだアマンダが、「おかあさん、なにしてるの？」
ってむじゃきに取り巻きます。

その都度、家事の段取りがうまく進みません・・・



家事も一区切りついて、いすに腰掛けひとやすみと思うと、
アマンダがひざにあがり、本を持ってよんでとおねだり。

かあさん：「あとでね」

　　　　　「かあさんは　いま、しずかにしていたいの。
　　　　　　ひとりでいたいの」

こぶたくん：「ひとりで？」

　　　　　　「そういうの、すきじゃなかったんじゃない？
　　　　　　　それじゃ　かあさん、さびしくなるよ」

いろいろ問答し、かあさんぶたは、子供たちを外に連れ出し、
兄妹で泥遊びしたら？と提案します。

その間、かあさんは、まえにとうさんが作った
リンゴの木のうえにあるイスに腰掛けて、
ひとりぼっちでなにもしません。

（このりんごの木のうえのイスがとてもいいんですよぉ･･･）

下では、むじゃきにこぶたくんたちが遊んでいます。
ちょくちょく、来ては、

こぶたくん：「かあさん、さびしい？」
かあさん：「いいえ。さびしくないわよ。」



かあさんに促されていろんなものをどろで作り、
しばらくの時間を経て・・・



「おりてきて、かあさん！」と　こぶたくん。


「いいわよ」　とかあさん。

「こぶたくんや　アマンダと
わたしも　いっしょにいたくなったわ」


「そうだろって、ぼくも　おもってた」


そして、かあさんは、一緒にお風呂入ろうって
どろんこの子供たちをお風呂に誘います。

最後の問答がもうたまらないのだけれど、

「いっしょに　はいるの？」　とこぶたくん。
「いっしょに　はいるのよ」　と母さん。

それでみんなでお風呂にはいるのです。




「もう、あっちに行ってて！」なんて、ストレートにあしらわず、
それでいて、気分もリフレッシュ。
子供たちとの優しいやりとり。
ひとりになれる、とっておきのかあさんのイス。

はぁ、うっとり・・・なんて思いながら、rueが読み返したこと度々でした。
今はもう、そんな時期をちょっと過ぎちゃったかなぁ？

是非、手に取って読んで欲しいな！