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Posted by みやchan運営事務局 at

2010年07月25日

欧米の病院はね。

昨晩は、環境カラリスト:梅澤ひとみさんの公演を
聴いてきました。おもしろくてあっと言う間の1.5時間。

聖心女子大学文学部教育学科心理学学専攻卒業
同大学心理学研究室助手
富家直教授、日本色彩研究所と共同研究
桑沢デザイン研究所他で造形心理学・色彩学講師
等々

東京臨海病院・東邦大学医療センター大森病院・
済生会横浜市東部病院・大阪赤十字病院・
福井県立こころのケアセンター・
済生会中央病院 など 色彩設計

著書:
「医療福祉施設のインテリアデザイン」彰国社(共著)
「ヘルスケア環境の色彩・照明」


CARLISLE CENTRE(北アイルランド) 梅沢ひとみ氏提供画像

ここまで書いて、すご~い・・・としり込みしてしまう。
豊富な画像を準備いただき、説明を聞きながら、
納得、関心、刺激~の1.5Hでした。

記事には書ききれないほどメモる、rue。
どの言葉も、忘れたくない程のキーワードであふれていた。

大きな切り口、小さな切り口で、わかりやすく説明下さった。

「より患者に近いヒューマンスケールな医療施設を造る」こと
についての話だったとまとめられる。

使用素材・色・照明・・・と細部についても関心することしきり。
こんな病院だったら、行きたい!と思わせる病院が多く紹介されました。


イギリスのMaggie's Centreの設えはとてもat homeでした。
これは、亡くなった患者さんが、こういう病院だったら素敵だな・・・
と発した言葉がきっかけで、設立が進んでいる。(現在8件)
病院内に立地し、小さな家のような構えで
メンタルサポートをする空間です。

照明・自然光・ベース・アクセントカラー・木質素材使用
素敵なファブリック・緑・接地性・1人になれる空間・
見通しがいい安心感につつまれた、at homeなセンター。

病気であっても、心しずかに、前向きに過ごせる空間が
広がっていた。感動した。ここで暖かいお茶を飲んだら、
身も心も穏やかになれるに違いない。



また、サイン表示では、アメリカが進んでいるとのこと。

リノベーションでは、ドイツの例を見ました。
築30年の病院のやりかえです。
質の高い病院をつくると、
スクラップ&ビルドしなくてすみます。

かつての病院をホテルにリフォームしてる例も。
今後の人口の減少を見込むと、
病院数は多く必要ない時代も来るでしょうと。


素晴らしい講演会に足を運んだな・・・と、
充実した気持ちで帰路につきました。


宮崎の景観つくりに想いを籠めてる小寺尚先生の話も
ありました。
宮崎はrueの生まれる前から、景観に力を入れてきた
さきがけの街なのだと知ることが出来ました。

宮崎らしい素敵な景観の街をつくり残すことを
心にとめたいものです。  


Posted by rue at 08:14Comments(4)インテリア